気取らず、自由に、楽しく、それがいちえん流の陶芸教室

陶芸とは

陶器は食器、碍子、トイレ、置物、オブジェなどあらゆるものに進化しました

陶芸とは非常に粒子の細かな砂(土)に水を混ぜてできた『粘土』を、手や道具(ろくろなど)などを用いて造形し、それを高温の窯などで焼成し陶磁器を造る技術のことをいいます。

その歴史は紀元前2万年頃までさかのぼることができ、絵画と同じく陶芸は太古の昔から続く人類最古の文化といえます。

現在に至るまでに陶芸は進化を続け、食器や碍子(がいし)、トイレなどの機能性陶器、置物やオブジェなどの芸術性陶器、抹茶茶碗や花瓶などの機能性と芸術性を兼ね備えた究極の文化に発展しました。

陶器をつくるまで…陶芸の主な成形手法

陶芸では粘土を様々な形に成形して陶器をつくりますが、成形の手法として多く使われる『手びねり(手練り)・ヒモ作り』、『板作り』、『ろくろ』での大まかな流れをご紹介します。

土練り…粘土を練って空気を抜きながら、粘土の硬さが均一になるように混ぜます。上手になると『菊練り』ができるようになります。最後に作成するものにあわせて粘土を切り分けます。

成形…粘土を成形するのに決まりはありませんが、『手びねり・ひもづくり』、『板作り』、『ろくろ・玉づくり』がよく使われます。手びねり・ひもづくり…手びねりは手と道具を駆使して粘土を成形します。陶芸初心者の方にお勧めですが、陶器に手作りならではの質感がでることから上級者の方でも多く使っています。他の手法に比べ、自由度が高いのが特徴です。板作り…粘土を板状に伸ばし、それを切ったりくっつけたりして陶器を作ります。お皿やマグカップなどを作るのに適しています。ろくろ…回転する台『ろくろ』に粘土を置いて、粘土を回転させながら成形します。薄く、左右対称の陶器を作るのに適しています。最初にろくろに置く粘土が玉のように見えることから『玉づくり』と呼ばれることもあります。

乾燥・仕上げ・・・30分~1時間程度乾燥させます。表面をなめらかにしたり、高台を作ります。時間をかけてゆっくりと完全に乾燥させtます。

素焼き…窯の中に乾燥した陶器を並べます。800℃で焼成します。素焼き後の陶器は硬いスポンジのようになります。

下絵付け・施釉(釉薬掛け)・・・陶器専用の絵具で模様や絵を描きます。絵付けを工夫して様々な作品ができます。釉薬をかけます。

本焼き・完成…

還元焼成と酸化焼成の違い

登り窯

陶器を焼く際に使用する窯には登り窯や電気窯など様々ありますが、焼き方は窯の中の酸素量によって還元焼成と酸化焼成の2つに分けられます。

一般的に登り窯は還元焼成、電気窯は酸化焼成となります。工房いちえんで使用している灯油窯は還元・酸化焼成の両方をすることができますが、焼成後の質感や色の深みから還元焼成で焼いております。

酸化焼成と還元焼成の違い…酸化焼成とは窯の中に十分な酸素がある為、粘土や釉薬は酸素と結びつきながら燃焼する。金属が酸素と結びつくことによって、くすんだりさびたりするのと同じく、粘土や釉薬の発色は落ち着いた色になる。還元焼成とは窯の中の酸素が不足している為、粘土や釉薬に含まれる酸素が燃焼に使われる。酸化していた粘土や釉薬から酸素が取り除かれ、純粋な物質に近づく為、粘土や釉薬の発色は鮮やかになる。